イースター (Easter)
バレンタインデーやハロウィーンと違って、まだお菓子屋さんのたくましい商魂に乗せられては
いないのが、イースターですね。
どんなイベントなのか、その歴史と共にご紹介します。
日本では、キリスト教徒以外にはあまりなじみがなく、クリスマスのような盛り上がりもない
「イースター」 Easter 。
キリストが死後3日目によみがえったことをお祝いする 「復活祭」 のことです。
「春分後の最初の満月の次に来る日曜日」 と決められているので、毎年イースターの日は
変わります。 2014年は4月20日、2015年は4月5日、2016年は3月27日でした。
そして、2017年は4月16日、2018年は4月1日となります。
(3月22日から4月25日の間と、かなりの幅があります。)
モアイ像で有名な 「イースター島」 の名は、キャプテン・クックがこの島に初めて到着したのが
イースターの日だったことに由来します。
中世の頃、イースターの前9週間は、野に出て野鳥の卵を探すことが禁止されていました。
イースターの日にそれが解禁になると、人々は一斉に卵を探したそうです。
また卵は、長い冬の束縛から解放され、春が始まることの喜び、新しい希望、繁栄などを、
象徴しています。
その名残で、現在も続いている習慣が、卵の表面に絵を描いたり色をつけたりして、贈り物や
飾り物として使うことと、子供たちが大喜びする 「イースターエッグ・ハンティング」 です。
我が家でも、イースターの朝は家のあちこちにお菓子を隠しておいて、子供たちがそれを探す、
という楽しいイベントを行っていました。
卵形のかわいらしいチョコレート、普通のお菓子 (なぜか 「ばかうけ」 も混ざっていました・・・)
色々なものを隠しておきましたっけ。
そして、その卵やお菓子を運んでくれるのが、「イースター・バニー」 と呼ばれるうさちゃんです。
クリスマスの、サンタクロースのようなもの。メルヘンの世界ですね〜。