four-letter word (4文字言葉) や、swear word と呼ばれる、下品で汚い英語、
みだらな英語などのタブー語は、映画やドラマのセリフにも数多く出てきます。
好ましいものではありませんが、このような英語は、日常会話の中にも飛び出すことが
ありますので、一応意味を知っておいた方がよいかもしれません。
ただし、日本人がマネしてやたらと使っても、良識を疑われてしまうかも・・・
知識として覚えておくだけにしてくださいね。
Shit
本来は、文字通り 「大便」 という意味です。
日本でも、腹が立ったり時などに 「くそっ!」 「ちぇっ!」 と言いますね。
英語の Shit! や Oh, Shit! も、ほぼ同様で、怒り、不快感、失望感を覚えた時に、思わず
出てしまう言葉です。
日本人は、「座る」 の sit の発音が、shit になってしまう場合があるので、気をつけましょう。
また、ドラマ 『フレンズ』 などに代表される、シチュエーションコメディ (situation comedy) の
略語、シットコム (sitcom) の発音も、注意しないと笑われそうです。
・Holly shit! 何てこった!
・No shit! マジかよ!
・Bullshit! ウソつけ!
・That's shitty. そりゃひどい。
・Shit will happen. / Shit happens. 災難は訪れるものだ。
・Don't give me a shit about my new girlfriend.
僕の新しい彼女のことをあれこれけなすのはよせ。 (shit は 「侮辱」 を指します。)
Fuck
これも、会話の中でよく使われます。
本来は 「性交する」 という意味ですが、shit 同様、怒りや嫌悪感を表したり、「いけねぇ!」
「ゲゲッ!」 のように困惑した様子を表します。
fucking の形ですと、怒りや困惑を強調、または何かについての意見などを強調する時
にも使います。
(形容詞や名詞の前に置いて) 「チョー〜」 「すげえ〜」 を表すこともあり、
ほとんど口癖になってしまっている人もいるくらいです。
・She's fucking beautiful! 彼女、チョーきれいだな。
・Shut your fucking mouth! 減らず口をたたくな!
また、「ヘマをする」 という意味で使われることもあります。
・I fucked up. 大失敗してしまった。
ただし、Fuck you! ですと、冗談ではすまされません。
「犯してやる」 が元々の意味ですから、「バカ野郎!」 「くそったれ!」 「死んじまえ!」 と
相手を罵倒する、かなりヤバい表現です。
おなじみ、中指を立てるジェスチャーと共に使われたら、ケンカになることが目に見えています。
motherfucker ともなれば、自分の母親を犯すような最低のバカ野郎・・・というすごい
意味です。 お前のかあちゃん出ベソ!のような、かわいいレベルではありません。
Damn
これもネイティブがよく使いますね。 元々、「呪う」 という意味で、以下のどれもが
「ちくしょう!」 「くそっ!」 「ちぇっ!」 と、怒りや不満、いまいましさ、嫌悪感を表します。
・Damn!
・Damn it!
・God damn it! / Goddammit!
また fuck と同様、名詞、形容詞の前に置いて 「すげえ〜」 「途方もなく」 という
意味になります。
・It's damn cold! めちゃくちゃ寒いぜ!
・He's been damn lucky. あいつ、バカみたいについてるな。
よく使われる語ですが、一般的には禁句とされていますので、代わりに darn や dang を
遠回し語として使うことがあります。
その他の罵り言葉
英語の罵り言葉は、この他にも実に種類が豊富です。これに比べると日本語の罵り言葉の
かわいいこと・・・
その多くが、性器や性行為、排泄物に由来があるようです。
覚えたからといって、人前で使うのは絶対に避けてください。
場合によっては、命の保障もできませんので・・・
・bitch メス犬 ⇒ あばずれ女、性悪女
・son of a bitch メス犬 (あばずれ女) の息子 ⇒ 畜生、くそったれ、ろくでなし
・slut ふしだら女、尻軽女、売春婦
・asshole ケツの穴 ⇒ 嫌なヤツ、バカ野郎
・bastard 私生児 ⇒ ろくでなし
・(dirty) cocksucker cock は男性性器、suck は吸う、つまり・・・?
⇒ 畜生、ゲス野郎
・scum かす、くず、精液 ⇒ 人間のくず、つまらないヤツ
・cunt 女性性器 ⇒ 畜生、卑劣なヤツ、ムカつくヤツ
・Screw you! バカ野郎!くたばっちまえ!