困ってます
人間が真価を問われるのは、困難な状況にあった時です。
そこでヤケになったり、人を恨んだり、臆病になってしまったりする人がいる反面、
今まで以上の力を発揮して、見事に乗り切る人もいます。あなたは、どちら?
◆ in trouble. 「厄介なことになる」 次は、何かにたとえて、「〜にいる時のように困っている」 という言い方を、6連発で
トラブルに巻き込まれた時の、ポピュラーな表現です。
"I'm in big trouble. I lost my passport!"
大変なことになった。パスポートをなくしちゃった!
・・・海外旅行中にこんな状況になったら、本当に真っ青ですね。
ご紹介しましょう。
今日の 「困っちゃったおじさん」 は、五右衛門さん。( ) の中は、五右衛門さんの位置を
表します。〜にいるみたいだ、とイメージしてみてください。
◆ Goemon is in hot water. (熱湯の中)
ご先祖様が釜茹での刑にあった時のトラウマが・・・
◆ Goemon is behind the 8-ball. (エイトボールの後ろ)
ビリヤードをする方なら、おわかりでしょう。最後に落とすルールの 「8 」のボールを、
途中で落としてしまうと、そこで負けが決まることから。
お金に困っていることを、婉曲的に言う時にも使います。
◆ Goemon is in a jam. (ジャムの中)
jam は、皆さんがパンにつけるあのジャムの他、「渋滞」 を traffic jam と言うように、
ぎっしりいっぱいで動けない様子も表します。
そして、口語で 「困難」 「窮地」 という意味も持っています。
get into a jam ですと、「窮地に陥る」 ことです。
get out of a jam 「窮地から抜け出す」 もセットでいかが?
◆ Goemon is up a tree. (木の上)
木登りしたはいいけど、下りられなくなってしまいました・・・
◆ Goemon is in the soup. (スープの中)
ここでまた、ご先祖様を思い出す五右衛門さんです。
熱〜いスープに落ち込んだ、小さな虫になった気分で。もう、絶体絶命!
◆ Goemon is in a pickle. (ピクルスの中)
少し古めかしい言い方ですが、「ピクルス」 が、混乱した状況を表します。
夫は、この応用で、"I'm in deep kimuchi." と言います。
これは、我が家でしか通じません。念のため・・・