歯の妖精 (Tooth Fairy)
アメリカでは、白くてまっすぐな歯は、一種のステータスです。歯の治療には費用もかさみます
ので、大人は色々と工夫して、小さいうちから子供に歯の健康を意識させています。
日本では、乳歯が抜けると、上の歯は縁の下に、下の歯は屋根の上に放り投げて、
丈夫な永久歯が生えてくるように願う風習が、昔からありますね。
集合住宅暮らしの人が多くなるにつれ、こんな習慣も廃れてきてしまいましたが、
Tooth fairy (歯の妖精) がやってくるという欧米のお話でしたら、お子さんも喜びそう
です。
抜けた乳歯を枕元に置いておくと、寝ている間に 「歯の妖精」 がやってきて、
歯と交換にコインを置いていってくれる、というものです。
歯は枕の下に置いたり、グラスの中に入れておいたり、色々なバリエーションがあります。
妖精が置いていくコインの額も家庭、時代、地方によって様々です。
夫が子供の頃は、quarter (25セントコイン;約27円) が相場だったそうですが、
それは大昔 (?) のことですので、我が家の子供たちには、500円玉を奮発していました。
ですから、歯が抜けると大喜びでしたね〜。 ヘ(*^0^*)v
特におこづかいピンチの時は、グラグラしている歯を、無理に引っ張って抜いてしまったり・・・
生え変わりの時期は、臨時の出費がかさみました。
抜けた乳歯は、子供が寝ている間に、親が別の所に隠しておきます。
乳歯を保存しておく容器、Tooth Fairy Box というかわいらしいものが市販されて
いますので、その中に入れておく人も多いです。
日本でも、このようなものが 通販 で手に入ります。
日本では 「へその緒」 や、「産毛」 を取っておく習慣がありますね。
国が違えば、大事に保存するものも様々で、興味深いところです。