アメリカの教育システム
ご存じのようにアメリカでは、教育システム、学年の呼び方が日本とは違います。
日本では、文部省が全国の教育カリキュラムを統括していますが、アメリカにはそのような
中央管轄システムが存在しません。
代わりに、各州の教育委員会 (Board of Education) が、教育を管理しています。
州によって、教育のシステムには多少違いがあります。
義務教育は、小学校入学前の幼稚園教育 (1年) を含めることが多いです。
ですから、幼稚園入園の子が、9月からスクールに行くの!とうれしそうにしてたりします。
教育システムは、日本と同様、小学校6年間、中学校3年間、高校3年間の6-3-3制の所も
あれば、6-6制、6-2-4制、8-4制、4-4-4制など、様々です。
1クラスの人数は平均30名と、日本より少なめです。
州によっても違うのですが、大抵は高校卒業までの13年間が義務教育とされ、公立校でしたら
無試験、しかも無償で教育が受けられます。
学年は、小学校 elementary [primary /grade] school の6年間に続けて、7年生、
8年生・・・12年生のように呼びます。
成績優秀な子には、「飛び級」 のシステムがありますので、高校在学中に大学の単位を取る
ことも可能です。一方、約4分の1が高校卒業前に drop out してしまうそうです。
我が家の子供たちが通っていた、都内のインターナショナルスクールでは、
日本の中学校にあたる middle school が2年間、高校にあたる high school が4年間でした。
中学校は、junior high school と呼ばれる所もあります。
high school が4年間の場合、独自の学年の呼び方があり、これは大学生と同じです。
2年生 sophomore (ソフモア)
3年生 junior (ジュニア)
4年生 senior (シニア)
freshman の複数形は、freshmen となり、女の子でも、普通このように呼ばれます。
おもしろい表現で、 freshman 15 というのがあります。
これは、大学1年生が初めて親元を離れた時、食べすぎや運動不足で15ポンド (約6.8キロ)
太ってしまうことを表します。
アメリカ人は、これを機会に、坂道を転がるように肥満への道をまっしぐら・・・となる場合が
多いので、怖いですね。