聖書の中の名前
外国人の名前は、日本人の名前ほど流行りすたりがありません。なぜなのでしょう。
ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が、2005年4月2日に亡くなりました。
彼のことを、英語で何と呼ぶかご存知ですか。
Pope John Paul II (ポウプ・ジョン・ポール・ザ・セカンド) です。
まるでビートルズのメンバーみたいです・・・
普通は略して 「ローマ法王」 つまり、the Pope と呼びます。
ついでに、聖書に登場する聖人の名を見てみましょう。
新約聖書は 「マタイ伝」 「マルコ伝」 「ルカ伝」 「ヨハネ伝」 から始まるのですが、
これを英語にすると、それぞれ Mathew (マシュー)、Mark (マーク)、Luke (ルーク)、
John (ジョン)となります。
あれれ?よく聞く名前ばかり・・・
欧米人の名前は、聖書に由来するものが、とても多いのですね。
彼らと、キリスト教の結びつきの強さがわかります。
聖母マリアは、英語で Mary (メアリー) ですし、ダビデは David (デイヴィッド)、ペテロは
Peter (ピーター)、シモンは Simon (サイモン)、ピリポは Philip (フィリップ)です。
英語にすると、ずい分印象が違いますね。
今の日本人が、聖人にちなんで、我が子に 「親鸞ちゃん」 とか 「日蓮くん」などと
名付けることは、まずないでしょうけれど、欧米では定番の名前が、何千年もずっと
受け継がれているのですね。